志望動機の伝え方で転職の成功率は大きく変わる

志望動機に書いてはいけないNGポイント

NGとされる内容もある

NGとされる内容もある

待遇面を全面に押し出す

給与や休日などの待遇面に不満があり転職するきっかけになったとしても、それをそのまま書いてはいけません。1人でも多くの人材を確保しようと好条件を提示しているところもありますが、それをあからさまに志望動機にすると採用担当者に「もっと条件のよい求人があればそちらに転職するのではないか」と思わせてしまい、心証を悪くしてしまうからです。

「理念に共感した」だけでは不十分

「貴院の理念に共感しました」という表現を使う人もいますが、それだけだと単にネット上にあるテンプレートをそのまま使用した形になってしまうので注意が必要です。もし書くのであれば、「何に共感したのか」も一緒にまとめましょう。
事前に応募先のホームページやパンフレットを確認し、その病院を選んだ自分なりの理由を考えておいてください。具体的な理由を添えると、説得力が増します。

前の職場に対する不満を書く

どの職場にも不満の種はありますが、書き方から不満や愚痴がにじみ出てしまわないように注意しましょう。また、こうした本音は面接で無意識に出がちなので気をつけてください。

学ぶ姿勢をアピールする

向上心を持ち、「〇〇を目指している」という姿勢は、前向きさをアピールできるので採用担当者に好印象を与えられます。ただし、「ここで〇〇を学びたい」と書くと、受け身の姿勢が強調される形になります。積極性が乏しい、自分から動く意欲が感じられない、といったようにマイナスの印象を与えてしまうので気をつけましょう。

表現を変えてみよう

転職を考えるきっかけは人それぞれですが、その中でも多くの人が不満を持っているのが給与と人間関係です。そのままストレートに伝えると心証を悪くするので表現を変えてみましょう。たとえば、「もっと給与や待遇のよい職場に転職したい」と思っていても、「研修制度があり自身の成長につなげられる」「今までの看護経験を活かせる部署がある」など、仕事内容や応募先の取り組み内容に焦点を当てたものにしましょう。
誰かと一緒に働いている以上、何かしらのいざこざはつきものです。しかし、あまり不満を全面に出しすぎると、「それに対して何か努力したのか」と聞かれる可能性があります。さらに、「採用してもまた人間関係に不満を持たれるかもしれない」という印象を持たれてしまいます。「前職は縦割り体制で発言する機会がなかったのですが、貴院はチーム内の意見交換が活発だと聞き、この病院で自分の力を発揮したいと思い応募しました」と書くと好印象を与えられます。

経験が浅い人の志望動機の考え方