志望動機の伝え方で転職の成功率は大きく変わる

【困った時に使える】ブランクから復帰する看護師の志望動機の書き方

ブランクから復帰する場合

ブランクから復帰する場合

これまでの経験や培ったスキルを伝える

一口にブランクがあるといっても、看護師としての経験年数やスキルは人それぞれ違います。採用担当者が気にしているのは、「どのような病院や診療科で勤務していたのか」という点です。まずは「総合病院の消化器内科病棟で3年間勤務していました。」のように、これまでの経験を伝えてください。ミスマッチ予防にもなります。
また、複数の免許や資格を取得している場合はそちらも記入しておきましょう。取得年月日の古い順から「助産師免許 取得」「専門看護師 認定」のように書いてください。

ブランクの理由を正直に伝える

ブランクがあることをネガティブに考え、隠そうとする人もいますが、それは間違いです。出産や育児、介護などの離職理由は決してネガティブな理由ではありません。むしろ、隠さないほうが採用担当者も安心しますし、評価も高まります。逆に隠したほうが「何かトラブルがあったのかもしれない」と不審に思われ、心証を悪くしてしまうでしょう。

目標や意気込みを伝える

長い間実務から離れていると、復職する際に知識の復習や新たなスキルの習得に不安を感じるかもしれません。しかし、それは採用担当者も承知しています。それよりも「続けられるかどうか」を重視するため、志望動機では復職後の目標や意欲を伝えてください。
また、「復職に向けて研修に参加して準備している」など、現在努力していることも伝えられるとより高評価を得られます。

志望動機の一例

ポイントを押さえたところで、実際にどのように書いていけばいいのかイメージしやすいように、状況別に志望動機の例文を紹介します。
本格的に復職したい場合は、「私は急性期病棟に5年間勤務していました。出産・育児を機に退職しましたが、いつか復職したいと思っていました。子どもが成長し手を離れたことをきっかけに本格的に行動しようと決意し、応募しました。ブランクがあるので復職支援研修が充実している貴院で、自分を磨きながら貢献できるように頑張ります。」と書くといいでしょう。
仕事と子育ての両立を考えている場合は、「看護師として5年間勤務した後、出産のため退職しましたが、やはり看護師として働きたいと思い、応募しました。子どもがまだ小さいので復職することに不安もありますが、貴院には託児所や子育て支援制度があり、子育てとの両立も可能だと考え応募しました。出産を通じて患者として看護師と接することで、医療従事者の重要性を実感し、看護師として働きたいという意欲が一層強くなりました。看護師としてのスキルを向上させながら、貴院に長く貢献したいと考えています。」と書くと、現在の状況と復帰後の意欲を伝えられます。

経験が浅い人の志望動機の考え方